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整理番号     

1085 「マノン」より ガヴォット 

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078
品名    
ポリフォン コンソール  Style103
分類
製作国
製作年代
disc
ドイツ
1890年頃
メーカー
寸法
櫛歯
ポリフォン
W618xD380xH1080
39+39 ダブルコーム
解説

 

ポリフォン社の15 1/2inchディスクを使う小型の代表機種。ウォールナット(くるみ)のケースのデザインは様々で、特にトップギャラリーと前面の柱には数多くのヴァリエーションがある。櫛歯は78本のダブルコーム(ひとつのスターホイールで1本の櫛歯を弾く)。リム・ドライブ方式でディスクを回転させる。コインを1枚入れると1曲演奏する営業用のオルゴールで、パブのカウンター等に置かれていた。コイン投入口は左右両側にある。コイン・オペレートがないものは、ケースの装飾を美しくして客間用(ドローイング・ルーム)のポリフォンと名付けていた。このシリーズのモデルにはStyle103、103U、103Pがあり、103は最も一般的なモデル、103Uは103のトップの飾りに時計が装備されているモデル、103Pは103のvending機構(自動販売機式)となっている。当時ディスク6枚付きで£14で販売されていた。時計付きのものは£15。

当時の15 1/2インチの広告には”2000曲から選べる”と謳っていた。また「1ペニーで演奏。3ヶ月で元が取れる」とある。計算すると14ポンド=3360ペニー  3360ペニー/90日=37回/一日 当時一日約37回程度は演奏していたことになる。

 

ポリフォン社 (ドイツ ライプチヒ)
グスタフ ブラッハウゼンとパウル リスナーがシンフォニオン社から独立し、1887年に創業。急速に社業が発展し1895年から最盛期を向かえ、その数年後には従業員が1000人に達する大会社となる。16.5cmから80.0cmまで14種類のディスクを作り、それに適合する多種類のオルゴールを販売したが、1914年第一次世界大戦勃発の年にオルゴールのビジネスを終了。その後1930年代まで蓄音機を販売。レジーナ社、シンフォニオン社と共にオルゴールの三大メーカーといわれている。

 

 

ポリフォン コンソール Style103  

 

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オルゴールの小さな博物館は2013年5月15日をもって閉館しました。

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