整理番号　　　　　

２本の歯（ティース）が１組になった櫛歯を、音程順に数枚ネジでとめてセットしたペア・ティースのシリンダーが組み込まれた懐中時計。ペア・ティースはワンピース・コームが発明される前の初期のオルゴールに使用されている。文字盤の横に出たスイッチを押すとメロディが流れる。美しく彫刻された裏蓋を開けるとMusiquc（ミュージック）Montre（時計）と書かれたゼンマイ巻き用の孔があいているて、その中心にはRemonte a Ggauche（左に巻いてください。）と書かれている。

上のボタンを押すと、時間分の鐘と15分単位の鐘が音色の違いで時刻を知らせる。（例：6時23分　時刻の鐘が6回、15分単位の鐘が1回鳴る。）

クォーターリピーター(Quarter Repeater)とは１５分単位で時刻を音で知らせる機構、またはその時計のこと。音色の違いで時、分を知らせる。15分単位、5分単位、1分単位で打ち鳴らすタイプがあり、それぞれ「クォーターリピーター」「ファイブミニッツリピーター」「ミニッツリピーター」と呼ばれる。