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11月分 「チャリティ販売」と「ブタの貯金箱募金」のご報告

2012年11月のチャリティ販売についてご報告いたします。
チャリティ商品の販売の売上は15,200円。
またブタの貯金箱募金に寄付していただいた金額は2,105円でした。

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本日、計17,305円を東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。
2011年5月からの総計は450,510円になりました。

皆様のご協力、心より感謝しております。
ありがとうございました。

【新入りの大きな発見(6)】 この曲の再生速度、遅くないですか?

私:「なんだかこの曲のテンポ、ゆっくり過ぎませんか?」
マネージャー:「そうですか」

すると、曲のテンポを調整するレバーを動かして、
シリンダーの回転数を上げ、再生速度を早めてくれた。

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私:「う~ん。やっぱりまだゆっくりですよ」
マネージャー:「えぇ、だってこのレバーを見てもわかる通り、これでも早い方だよ」

このときも、納得のいかない顔で
マネージャーを見てしまったのである。

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すると、マネージャーが再び口を開いた。
「だって、100年前の人たちが聞いていたものですよ。
当時はもっとゆっくり時間が流れていたんだから」

私:「うわぁ~」

私は失礼を顧みずに、
オルゴールの前で
しかも上司に向かってついつい叫んでしまった。

不覚にも、私は自分の勝手な時間感覚で、
オルゴールと向き合い、演奏を聴いていたのだ。

目の前にある機械は、
100年以上も前に作られたものばかり。
言わずもがな、当時と現代とでは時間の流れが違う。

そういえば、以前から横に並んで一緒に道を歩いていると、
「ちょっと、歩くの早いよ」
なんてしばしば言われていることを思い出した。

さらに、とりたてて急いでもないのに、
信号がチカチカすれば、なぜか走り出す。
エスカレーターもなぜか右側を駆けていく。

要するに、私の生活スタイルは、
現代人のせっかちを代表しているのである。

”仕事はテキパキ正確で、丁寧に。
オルゴールを扱うときは、100年前の時間感覚に”
こんなスローガンを自分に掲げようと思った。

ついでに、1Fホールにあるオルゴールの中で、
速度調整用のレバーが付いている機種を見て回った。
主にディスクオルゴールで確認できた。

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すると、今はどのレバーも"SLOW"に傾いていた。
これらは、とくに遅いと感じることはない。

これまた気になって、なぜだか聞いてみた。
ゼンマイの巻き具合などオルゴールの性質に加えて、
テンポがゆっくりなクリスマスや讃美歌の曲が
多くあることに由来しているようだ。

変わらない時間の流れと、変わる時間感覚。
ふと、クリスマスカードや年賀状が頭をよぎった。
今年もキーボードではなく、手書きにしようと思う。

(新)