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母の日の贈り物

今年の『母の日』は5月8日の日曜日。
なんと今年は、GWの最終日が母の日なのです。
そこで、いつもの年よりちょっと早めの準備をおすすめします。

母の日に送るプレゼントに、いつかは枯れてしまうお花では寂しいとおっしゃる方に、博物館では、いつまでも残る贈り物をご紹介しています。
(商品名をクリックすると、新しいウィンドウでオンラインショップが開きます。)

起き上がりオルゴール 花 7,560円(税込)

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花を引っ張るとオルゴールが鳴り始めます。
メロディと共に、萎れた花がゆっくりと起き上がり、元気になってきます。
毎回違った動きが楽しめ、何度でも飽きずに眺めてしまいます。
何度でも復活し、元気になる。励ましの贈り物です。
 
 
 
ペーパー・オルゴール ドラジェ 840円(税込)

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母の日におすすめのお求め安くて可愛いオルゴールはこちら。
裏のゼンマイを廻してください。メロディが鳴り出します。
ブルーのレースリボンと、色とりどりのドラジェのデザインです。
曲は永遠の名曲として歌い継がれている「アメイジンググレース」。
心に染みる優しいメロディです。
(ドラジェとはアーモンドを砂糖で包んだお菓子のこと。
ヨーロッパでは結婚や誕生のお祝い事にかかすことのできない贈り物です。)
 
 
 
オルゴールボール シェル20mm 貝丸 ピンク 4,830円(税込)

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絶対にかわいい、淡いピンクの貝殻のオルゴールボールです。
振ると神秘的な音色を奏でるアクセサリ。
ペンダントやストラップにつけてお楽しみください。
チェーンやストラップの別売りもご用意しています。こちら
 
 
ミュージカルプレート 彫刻 21,000円(税込)

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台のスイッチを入れるとオルゴールが鳴り、お皿が回転します。
彫刻されているのは、ドイツ語で「高貴な白」という意味のエーデルワイス。
スイス、ジョバン社が作る、スイスの伝統的な民芸品のご紹介です。
お菓子や果物を載せて、ワンランク上のおもてなしが演出できるお皿は、
ちょっと贅沢な母の日のプレゼントにおすすめです。

オンラインショップでは、その他にも色々な商品をご紹介しています。お時間がある時に是非、覗いてみてくださいませ。

オンラインショップへ 新しいウィンドウで開きます。

ポリフォン105 シューベルトのアヴェ・マリア

昨日、また大きな余震がありました。
皆様、無事にお過ごしでしょうか?
被災された方々や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って続けている動画の応援投稿です。
アップした動画が誰かの慰めに少しでもなってくれることを祈って投稿しました。

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このオルゴールは博物館の6階の企画展示室にあります。
1890年代製作のドイツ、ポリフォン社のディスク・オルゴールをベンチに取り付けた、体感ベンチです。
オルゴールの振動を体で感じるベンチがあったら、どんなに素敵かと思い、2003年のリニューアルの時に作りました。

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実はベンチの下は空洞で、潜り込むことができます。
ベンチの中では、上から下から横からオルゴールの音色を浴びるような感じで、至福の空間です。

今日の曲はシューベルトのアヴェ・マリア。
祈りの曲です。

Ave Maria! Jungfrau mild,
Erhöre einer Jungfrau Flehen,
Aus diesem Felsen starr und wild
Soll mein Gebet zu dir hinwehen.

アヴェマリア、慈悲深き乙女よ
おお 聞き給え 乙女の祈り
荒んだ者にも汝は耳を傾け
絶望の底からも救い給う

Wir schlafen sicher bis zum Morgen,
Ob Menschen noch so grausam sind.
O Jungfrau, sieh der Jungfrau Sorgen,
O Mutter, hör ein bittend Kind!Ave Maria!

汝の慈悲の下で安らかに眠らん
世間から見捨てられ罵られようとも
おお 聞き給え 乙女の祈り
おお 母よ聞き給え 懇願する子らを


体感ベンチは博物館コースで体験できます。
博物館コースの詳しいご説明へ   新しいウィンドウで開きます。
博物館コースのご予約へ   新しいウィンドウで開きます。

『春の特別コンサート』を5月21日土曜日に開催

延期していた『春の特別コンサート』を5月21日土曜日に開催することとなりました。
普段のコースではお見せしきれない、オルゴールの新たな魅力をご紹介するコンサートです。

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今回のコンサートは『リスト生誕200年記念コンサート & シリンダーこの一台』です。

詳しくはお手数ですが下記より、各ページでご確認くださいませ。
春のコンサートの詳細へ 新しいウィンドウで開きます。

2/19『春のコンサート』ご紹介のブログへ 新しいウィンドウで開きます。

2/25『春のコンサート』プログラムご紹介のブログへ 新しいウィンドウで開きます。

既にご予約いただいてたお客様には、、個々にメールにてお知らせします。
ご予約をされていなかった方も、新たに募集中です。
皆様のご参加を、心よりお待ちいたしております。

エクリヴァン

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被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

ファイル 352-1.gif エクリヴァン
 
今日はピエロ・エクリヴァン。
博物館の演奏会コースではずっと出演し続けている人気のオートマタです。
エクリヴァンとはフランス語で「文章を書く人」。
このオートマタは何となく手足が動くからくり人形とは一線を画す、画期的なオートマタです。

ピエロがランプの灯りのもとで手紙を書いているうちに、うとうとと居眠りをしてしまいます。
やがて目を覚ますと、消えかかったランプの灯りを戻し、また手紙を書きだします。

元々は19世紀に、フランスのヴィシー工房とランベール工房で作られていたようです。

博物館のエクリヴァンはスイスのミッシェル・ベルトラン(Michel Bertrand 1928~1999)さんが1987年に製作したもので、レプリカです。
ベルトランさんは、一度来館されたことがありますが、オートマタの製作や復元の第一人者として知られる方でした。
1968年にJAF社(ヴィシー工房)を引き継ぎ、伝統的なオートマタの復元や製作を手がけていました。

博物館のエクリヴァンの手紙には何も書かれていませんが、あるオリジナルの作品には、以下のように書かれていたので、エクリヴァンが恋文を書いていたことがわかります。
(もちろんフランス語で)
「パリ、1885年、3月23日、
親愛なるコロンビーヌ。
時間は、もう、年月が分からなくなるほど早く過ぎていきます。
私も、同じように、ずっと、あなたを愛しています・・・・」

流れている曲は「月の光のピエロ」。
フランスでは子供から大人までみんな知っている民謡のようです。

オリジナル(19世紀に作られたもの)のエクリヴァンは日本で3体見たことがあります。
個人で所有されていたものが1体と、博物館や団体が持っていたものが2体です。
そのうちのひとつは京都嵐山オルゴール博物館です。
電話で問い合わせてみたところ、現在も公開中とのこと。
京都におでかけの際には是非、おすすめです。

 

カワセミが、お花見に!

博物館の近隣には桜の名所がいっぱいあります。
博物館へいらっしゃる地下鉄の駅を一駅ずらして、桜の散策をしながらご見学にいらっしゃいませんか?

ファイル 351-1.gif 有楽町線江戸川橋駅を出たところ

ファイル 351-2.gif 江戸川公園

江戸川橋駅より、江戸川公園、新江戸川公園、神田川沿い遊歩道、椿山荘、目白運動公園など、桜の見所を通る絶好のコースをご紹介します。

ファイル 351-3.gif 日曜日の桜

日曜日には5分咲き位の桜も、今週の暖かさでどんどん咲いているようです。
昨日はなんと、神田川に来たカワセミを発見!!

ファイル 351-4.gif 神田川の河原のカワセミ

写真を撮ったのは新江戸川公園の近くの遊歩道からです。
こんな都会でカワセミに会えるなんて、感激!
皆様も桜マップを片手に、カワセミを探しながら、お花見に出かけませんか?

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桜マップはこちら(PDFファイル) を開いて、プリントアウトしてお使いください。

ディスク磨き

ディスク・オルゴールのディスクは鋼鉄製が多く、古いディスクにはサビがついているものがたくさんあります。
そのままにしておくと突起やディスクが欠けて使えなくなってしまうので、少しずつディスクのサビ落としをしています。
 
 
右側が磨く前、左側が磨いた後です。文字を消さないよう慎重に磨いています。
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これはアメリカ・シンフォニオン用のディスクで、直径は25インチ(約63.5センチ)あります。
とても大きいので磨くのが大変ですが、きれいになったディスクをセットし、今まで聴いたことがない曲を聴くとうれしくなります。
 
 
アメリカ・シンフォニオンは1階の音楽ホールに置いてあり、演奏会コースにて隔月で演奏しています。
今月はきれいになったディスクで『デイジー・ベル』を演奏します。
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大型のオルゴールでとても豊かな響きです。ぜひ生演奏をお楽しみください。

演奏会コースはご予約なしでお楽しみいただけます。午後1時か3時までにお越し下さいませ。
演奏時間 13:00~ 15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

ピアノ・フォルテ オルゴール ハイドンの天地創造

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

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今日はスイス、ニコールフレール社のシリンダー・オルゴールで、オラトリオ『天地創造』より「天は御神の栄光を語り」です。

「天地創造」は,晩年のハイドンを代表する作品で,彼の作曲技法の総決算のような作品と言われています。
ハイドンは交響曲の父、弦楽四重奏曲の父などと言われていますが、研究者の間では『ハイドンのすべての創作の頂点に立つのが「四季」「天地創造」という2つのオラトリオだ」言われているそうです。
ハイドンが「天地創造」を作曲したのは、ヘンデルのオラトリオの上演を見たことがきっかけになっているようです。
貴族などからの注文で作曲することが当然だった当時、自ら作曲を手がけるということは画期的なことだったとか。
オラトリオ「天地創造」は3部構成で、旧約聖書の創世記の最初の部分の神が6日間で天地創造する過程と、アダムとイヴの物語が描かれています。
全てを演奏すると約1時間45分。
1799年、ケルントナートーア劇場で初公開され高い評価を得ました。

演奏しているのは、第一部の最後の曲で、第4日「天は御神の栄光を語り」です。

ファイル 350-2.gif Franz Joseph Haydn (31 March 1732 – 31 May 1809)

ネットを検索していると、画家のバルタザール ウィガンドが書いた水彩画というのを見つけました。
「1808年3月27日、ハイドンの76才の誕生日を祝って、ウィーンの旧ユニヴァーシティホールの「天地創造」演奏会。Aサリエリの指揮、中央椅子に座ったハイドン、その手にキスをするベートーベン、熱狂する観客。」という説明がありました。
著作権の有無が分らなかったので載せられませんが、見てみたい方はこちらから

ファイル 350-3.gif Piano Forte music box by Nicole Frere, Switzerland c.1860

演奏しているのはスイスの名門ニコールフレール社が1860年頃に製作した4曲入りのシリンダー・オルゴールです。
オルゴールには大きな音を出すための太く丈夫な櫛歯と、小さな音を出すため小さな櫛歯の2枚がセットされ、強弱をつけて演奏してくれます。

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ベル・ドラム付きオルゴール スコットランドのツリガネソウ

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

ファイル 349-1.gif 釣鐘草 (http://www.awre-parish-council.org.uk/ParishInfo.htmより)

今日はスイス、ペイラード社のシリンダー・オルゴールで『スコットランドの釣鐘草』です。

原題のBlue Bells of Scotlandは、釣鐘草を見ては戦争に行った恋人を案じる娘の気持ちを歌ったスコットランド民謡です。
日本に紹介されたのは明治14年で、「小学唱歌集・初編」に掲載されました。
タイトルは「美しき」、歌詞は「蛍の光」の作詞で有名な稲垣千頴*1で、戦場へ送った息子たちを思う母親の切ない心情を歌ったものです。
日本語の歌詞は他に堀内敬三*2など、いろいろな人が訳詞・作詞をしていてます。

ファイル 349-2.gif イングリッシュ・ブルーベル Author: MichaelMaggs (Wikipediaより)
ファイル 349-3.gif スコティッシュ・ブルーベル Authors: Hans Hillewaert (Wikipediaより)

釣鐘草にはヒアシンス科ヒアシントイデス属イングリッシュ・ブルーベルとキキョウ科ホタルブクロ属スコティッシュ・ブルーベルっていうのがあるようで、この歌のブルーベルがどちらかは分らないのですが・・・。
一面に咲く青い釣鐘草を見て恋人を思うなんて、とても切ない歌詞です。

 
ファイル 349-4.gif Bell & Drum music box by Paillard, Geneva, Switzerland c.1885

演奏しているのはスイスのペイラード社が1885年頃に製作した12曲入りのシリンダー・オルゴールです。
このオルゴールにはベルが6コとドラムがついていて、ベルとドラムが愛嬌いっぱいに伴奏をしてくれます。

 
 

*1:「美しき」 歌詞:稲垣千頴(いながきちかい)
美しき わが子やいずこ
美しき わが長(かみ)の子は
弓とりて 君のみさきに
勇(いさ)みたちて 別れゆきにけり

美しき わが子やいずこ
美しき わが中(なか)の子は
太刀(たち)帯(は)きて 君のみもとに
勇みたちて 別れゆきにけり

美しき わが子やいずこ
美しき わが末(すえ)の子は
矛(ほこ)執(と)りて 君のみあとに
勇みたちて 別れゆきにけり

*2:「釣鐘草」 歌詞:堀内敬三(ほりうち けいぞう)
こみどりの 森の下かげ
ひやびやと 風がわたれば
目をさまして 釣鐘草は
風の歌に  ひとりほほえむ

鳥も来ぬ 森の下かげ
ひといろの 緑の中に
白く光る 釣鐘草は
さびしそうに ゆれてまどろむ

コメント一覧

寺岡 由美子 Eメール (06/29 12:12) 編集・削除

はじめまして

お尋ねです。 あるコンサートで「スコットランドの釣鐘草」を演奏する事になりました。 釣鐘草の映像を探していてこのページにたどり着きました。このページの釣鐘草の映像を紗幕に映して使用させて頂く事は可能でしょうか?

スタッフ A (06/30 16:36) 編集・削除

はじめまして。
ブログにお尋ねの件です。
コンサートが有料だったり、公のものであったりする場合、画像の利用料金が発生します。
また、オルゴール以外の花の画像は博物館の所有物ではありません。
各掲載サイトにお問い合わせください。

『ミュージャム』 mujam

mujam『ミュージャム』というサイトをご存じですか?
美術館・博物館主体の情報投稿交流サイトです。
この度、携帯やスマートフォンでも利用出来るようになりました。
「iPhone」や「GPS機能付きの携帯」なら、旅行や、お出かけ先で、現在地から、近くの美術館・博物館が検索出来るそうです。
「アンドロイド携帯」で、最新のイベント情報が随時表示されるウィジェットもあります。
ぜひお試しください!!
詳しくは『ミュージャム』のモバイル紹介ページをご覧下さい。 新しいウィンドウで開きます。

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オルゴールの小さな博物館のページももちろんあります。
こちら 新しいウィンドウで開きます。

ライブレからくりオルガン 肉団子編

被災者の方や不安な気持ちで過ごしている方々に、少しでも元気になっていただきたいと願って、オルゴールやオートマタの映像をYouTubeに応援投稿しています。

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今日は3月23日にアップしたライブレからくり付きオルガン の肉団子編です。
こちらは自販用のケースに入っていて、コインを入れると一曲演奏します。
博物館のショップに置かれ、レジで50円と演奏用のコインを交換して、お楽しみいただいています。

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このオルガンも7曲入りで、下記の表の曲が入っています。

番号曲目和曲名
1Z'mulle an der post水車小屋
2Freut euch des Leben人生を楽しもう(バラの枯れないうちに)
3Guggisberg Liedグッギィスベルクの歌
4Sakura
5Zürich Sechseläutenチューリッヒの春祭り(六鐘祭)
6Die Schoene Loreley美しきローレライ
7Menuett von Annegretアンネグレートのメヌエット

1曲ずつ順番に演奏されます。

 
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登場するのは、おとぎ話編でお馴染みのコウノトリと鐘を叩く人。
ビールを注ぐおじさんと団子を食べるおじさん、それを見守る女性。
その他、効果音とともにウシが啼いたり、樽から鬼が出てきたり、なんとも楽しいからくりの数々をお楽しみ下さい。

 
 

今日の午後8時30分から9時30分まで、「Earth Hour(アースアワー)」がありました。
世界中の人々が、同じ日・同じ時刻に電気を消すアクションを通じて「地球温暖化を止めたい!」という思いを示す国際的なイベントです。
計画停電を実施している日本にとっては複雑な心境となってしまいましたが、とりあえず参加していたら今日の分の応援動画のアップが遅くなってしまいました。
すみません。