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ドイツのオルガン職人

今日はドイツの有名なオルガン職人のをヴォルフガング ブロンマーさんがお見えになりました。特に用事があったわけではないのですが、日本に来たからちょっと顔を見せに来てくださったのでしょう。(営業活動?)

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ブロンマーさんの作ったオルガンは博物館に2台あります。そのうちの1台はからくりの付いた大きなオルガンです。

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館長と世間話をした後に博物館のオルガンがいっぱい置いてある展示室へ。

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ブロンマーさんが一心不乱に演奏しているのは、ドイツのアンティークオルガン。実は調子が悪く良い音がでていません。「このオルガンはとっても素晴らしいオルガンだよ。僕が修理するからドイツまで送って。」って言っています。とっても気楽に言ってくれるけど、いったいどうやって送るのでしょう?いったい幾ら掛かるのでしょう? ? ?  ?    ?????
とりあえず、うちの工房で修理できるかどうかを検討してもらいましょう。昨日、ピアノの修理も終わったことですし。

そうそう、ブロンマーさんが熱心に写真を撮っていたオルゴールがあります。ストリートオルガン・グラインダー。

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流石、オルガン職人はオルガンに興味があるのですね。2006年の夏休みの自由研究で、子供向けのキットを作った話をし、お見せしたところ、売って欲しいとのこと。残っていた最後の一つをプレゼントしてみました。解説書は日本語なのですが、作れるかしら?とちょっと心配しています。

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音の匠の取材 季刊雑誌「アナログ」

季刊雑誌の「アナログ(analog)」より、「音の匠」と「音の匠特別功労賞」についての取材をお受けしました。

「音の匠」とは日本オーディオ協会が音に貢献した人に贈る賞で、昨年の12月4日のブログでご紹介していますが、昨年は当博物館のメカニックが「音の匠」、館長が「音の匠特別功労賞」をいただきました。

今回は、「音の匠」の追跡取材だそうです。

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当館のメカニックはまだまだ自分は発展途上、賞をいただくのは早すぎると、授賞については遠慮がちで、この話題を好みません。

でも、いろんな展示品をしっかり治してくれています。
今日は、3月16日のブログでご紹介していた、自動ピアノの修理がとうとう終了しました。写真はアクションを車に積み込み、自動ピアノをお預けしている「ウディプラザ」さんに運ぶ準備をしているとこです。

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音の匠の記事は、季刊「analog」 NO.28 2010.summer(音元出版)の連載企画MISSING LINK「オーディオと 近くて遠い楽器物語」に掲載される予定です。

6月 演奏会コースの曲目

6月の演奏会コースの曲目をご案内いたします。

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演奏会コース

演奏曲目

  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アート「タンホイザー」より 夕星の歌ワーグナー(編曲:リスト)ラペ・エルネ
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプ「タンホイザー」より 夕星の歌ワーグナー
ミラ・エンプレストリニティの鐘ローゼンバーグ
ポリフォン Style105「悪魔のロベール」より シシリエンヌマイアベーア
ステラ・グランド乙女の祈りバダジェウスカ
シンフォニオン・エロイカ「ホフマン物語」より 舟歌オッフェンバック
アメリカ・シンフォニオンカイロの道ソーントン
レジーナフォン酒・女・唄シュトラウスⅡ
ロッホマン蛍の牧歌リンケ
レジーナ・オートチェンジャー随時  

タンホイザー(とワルトブルクの歌合戦)は、1845年にドレスデンで初演されたワーグナー作曲の全3幕のオペラです。
現在でも「序曲」や「入場の行進曲」、今回選曲した「夕星の歌」などはよく単独で演奏されています。
オルゴールにはタンホイザーの曲が多く、上記の3曲に加え「巡礼の合唱」もあり、当時人気だったことが伺えます。
6月は「夕星の歌」をピアノとオルゴールで演奏します。
ピアノで約4分ほどの曲を、オルゴールでは約1分の曲に上手にアレンジされています。

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ステラ・テーブルタイプ           スタインウェイ・デュオ・アート

その他シリンダー・オルゴール、ストリートオルガン、オートマタ(からくり人形)の実演がございます。
5月18日の企画展の変更に伴い、演奏会コースのオートマタの入れ替えも行いました。
現在は手紙を書くピエロを含む4体の実演を行っております。

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 ミルク缶の中の子猫 1920年 フランス製 ルレ・エ・ドュカン工房
 お化粧する少女 1890年 フランス製 ランベール工房
 バリスター 1900年 フランス製 ファリボア工房
 ピエロ・エクリバン 現代 ミッシェル・ベルトラン作

演奏会コースはご予約なしでお楽しみいただけます。午後1時か3時までにお越し下さいませ。

演奏時間 13:00~ 15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

『やじくぼ散歩』

昨日、CSテレ朝チャンネルガイードで放映される『やじくぼ散歩』の撮影がありました。『やじくぼ散歩』とは矢島悠子アナウンサーと久保田直子アナウンサーがある地域を散歩しながら紹介する番組です。
 
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お二人ともとても明るく楽しい方で、開催中の企画展で体験できるディスク交換にチャレンジしたり、体感ベンチでは二人一緒に小さな空間へ潜り込んだり、色々なオルゴールや自動演奏のピアノを聴いたり・・・。1時間の予定の撮影は1時間半以上に。オルゴールを聴いたときの、お二人のちょっと不思議で楽しい感想が印象的でした。

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放送の日時が決まりましたら、またご報告しますが、CS放送ですので、スカパーやケーブル放送などを契約している方しか見られないようです。

コメント一覧

ちゅうさん (05/23 01:27) 編集・削除

毎日。取材が続いて大変ですね☆
でも、また、違う意味で楽しいのかな?
いろいろ、メディアに出ることはいいことです。
お客様も増えることでしょうから☆

これからも頑張って下さい。

夏休みの工作、楽しみに待ってますからネ!!

取材ウィークです。

今週は取材のお申し込みをいっぱいいただき取材ウィークとなりました。

昨日は午前の取材で午後3時半頃よりテレビ東京で放映されました。

今日は読売新聞の取材です。6月2日の夕刊に掲載される予定です。こちらは癒しをテーマにしたコーナーで、博物館の取材とゆうよりも、オルゴールの楽しみ方を館長が指南するという趣旨での取材となりました。ご興味のある方は、6月2日の読売新聞夕刊をお求めくださいませ。

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また金曜日にはCSテレ朝チャンネルの取材が入っています。先程、その下見に8名様でいらっしゃいました。番組の詳細に関しましては追ってご報告いたします。

ピアノの調律

昨日は朝からピアノの調律がありました。
お客様のいらっしゃる演奏時間の間をぬって、現在博物館で演奏している4台のピアノ(デュオアート2台、ウェルテミニヨン1台、ニケロディオン1台)の調律が行われました。

調律師の方とはもう20年以上になるでしょうか、博物館のピアノを長くお願いしている方です。

ファイル 232-1.gif ウェルテ・ミニヨンの調律

前回の調律は約2年前。「2年ぶり?!」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、この2年間、音程は殆ど狂いがないそうです。調律師さんいわく「2年間は音程が狂わないように調律していますから。」

では何のために調律するのでしょうか?

音には音程だけではなく、音色というものがあります。
音のエネルギーが空間に放たれる時の広がりを調整することにより、素晴らしい音色を得られるそうです。ピアノが置いてある環境(部屋やホールの広さ等)に併せて、音の広がりを調整してくれます。音色までも調律するということは、知識と経験に加え、感性と才能が必要となってくるのだそうです。

低音域を除いて、通常ピアノは3本の弦をハンマーで叩いて音を出します。

ファイル 232-2.gif ピアノの弦

この3本は当然同じ音程なのですが、本当に本当にわずかな弦の調律の違いにより、望みの音色に近づけていきます。ほんのわずかな加減を実現するためには、私たちが想像するよりはるかに握力や腕力を必要とするのだそうです。

どうぞ調律後の自動ピアノの演奏を聴きにご来館くださいませ。
現在、博物館では下記の曲を演奏しています。

スタインウェイ・デュオ・アート  愛の夢 No.3 変イ長調  作曲:リスト 演奏:ガンツ・ルドルフ
演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

ウェルテ・ミニヨン  シャコンヌ ト長調    作曲:ヘンデル 演奏:クヴァスト-ホダップ
博物館コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

テレビに出演したい方募集

来週の火曜日(5月18日)から始まる新しい企画展を、テレビ東京の『ニュース・ファイン』(午後3時35分から放映)で取材していただくことになりました。番組の冒頭に流れる「今日から始まる企画展」というコーナーでご紹介していただけるそうです。

ファイル 230-3.gif 番組ホームページ

そこで、この番組に見学中のお客様として出演してくださる方を(小学生以上の方)募集しています。5月18日火曜日の11時15分までに博物館においでいただける方、メールにてご連絡下さいませ。3~4名様にお願いしたいと思います。

もしかしたら、番組を制作する方の意向で、1名様しか映らないとか、手だけしか映らないなどがあるかもしれません。また、突然のニュースなどが入りましたら、取材が中止になる場合もございます。「それでもいい。無料でちょっとでも見学できるなら」とおっしゃってくださる方、メールをお待ちしています。

お申し込み締切りは明日16日(日曜日)の17時とさせていただきます。ご協力をお願いする方には18時までに詳細を書いた返信メールをさせていただきます。(誠に申し訳ございませんが、お断りの返信メールは差し上げられません。また。当日、取材の件で突然お越しいただいても、ご入館できませんのでご了承くださいませ。)

下記のアドレスへ、件名「出演希望」と書いてメールでお申し込みください。
webmaster@musemuse.jp
お名前・お電話番号・人数・年齢(何歳ぐらい、大人でも結構です)をお書き下さい。

次回企画展『リクエストできるディスク・オルゴール展』は5月18日(火)より博物館コースにてご覧いただけます。
博物館コースは予約制です。コースの案内をご覧いただき、ご予約の上ご来館ください。
 博物館のご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

新しい企画展が始まります。

来週の火曜日(5月18日)から新しい企画展が始まります。

ファイル 231-1.gif 企画展示室

次回の企画展は『リクエストできるディスク・オルゴール展』、見て、聴いて、触って、鳴らして、体験する企画展です。ご用意したディスクの中からお好みの曲をリクエストし、 リクエストした曲をご自分でセットして、演奏をお楽しみいただけます。博物館を楽しむグッズでは、操作のために手袋をお渡しします。

ファイル 231-2.gif ディスクをセットするところ


企画展でリクエストできる曲のリストを公開しております。下記をご覧下さい。ご興味のある方は、ご見学前にゆっくりとお選びいただくと、楽しみが倍増します。
当日配布もしております。

リクエスト曲リスト(PDFファイル)

リクエスト曲リスト(JPGファイル)

いずれも新しいウィンドウで開きます。

選曲に困ったらどうぞスタッフにお尋ねください。お勧めの曲をご紹介します。

次回企画展『リクエストできるディスク・オルゴール展』は5月18日(火)14:00より博物館コースにてご覧いただけます。
博物館コースは予約制です。コースの案内をご覧いただき、ご予約の上ご来館ください。
博物館のご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

リュージュ・オルゴールの試聴

リュージュ社のオルゴールといえば、それはもう高級なオルゴール。現在販売しているオルゴールの中では一番歴史あるメーカーで、老舗中の老舗です。博物館にいらっしゃるお客様の中にも、「いつかはリュージュを」とおっしゃる方が大勢いらっしゃいます。

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1865年、シャルル・リュージュという時計職人がスイスのサンクロアに移り住み、オルゴールが組み込まれた懐中時計の製作を始めたのが、リュージュ社の起源だそうです。

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その後、子息のアルベールがリュージュ社の名を冠して最初のミュージカル・ムーヴメントの工房を開設。1960年には後継者のギドとアルベールが、20世紀初頭から中断されていた高級ムーヴメントの生産を開始しました。1988年には、スイスの投資家グループにより買収され、2004年には「スタジオシリーズ」などの洗練された美観の新しいシリーズを製造するようになります。

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先日のブログでは、サンキョーのオルフェウス30弁の試聴ページを作ったとご報告しましたが、今度はリュージュの商品を録音しました。

オンラインショップのメニューの「お店からのお知らせ」→「リュージュについて」からご希望の弁数を選んで試聴できます。

試聴ページのみをご覧にないたい方はこちらから
※ リュージュ販売(株)からいただいた試聴用のデータは赤のスピーカー、今回録音したものは青のスピーカーで表記しています。

オンラインショップでは廃盤になった商品も含め、リュージュ商品を多く販売しています。実は高級なオルゴールになればなるほど、個体差があります。10万円以上のオルゴールをお求めになる場合は、ご来館になって実物の音色をお聴きになることをお薦めいたします。

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オンラインショップへ  新しいウィンドウで開きます。

父の日のプレゼントは

母の日が終わり、次は父の日です。今年の父の日は6月20日の日曜日です。オンラインショップでは父の日の贈り物の特集をアップしました。

音色の綺麗なもの。手作りを体験できるオルゴール。楽しいからくり付きのオルゴールなどをご紹介しています。

父の日限定の特別セットもご用意しています。

ファイル 228-1.gif   オルゴールボール 古美地球セット

ファイル 228-2.gif  父の日特別セット ルナ&ブロック 青

父の日の贈り物にお悩みの方、一度ご覧になってくださいませ。

オンラインショップへ  新しいウィンドウで開きます。