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博物館のホームページのトップページの右側にあるメニュー『Music』の曲目を更新しました。
今回はクリスマスにちなんで、メサイアのなかの4曲をご紹介しています。
 
 
ファイル 420-1.gif ヘンデルの自筆スコア ハレルヤコーラスの一部 Wikipediaより
 
 
・慰めよ、わが民を慰めよ
・シオンの娘たちよ、大いに喜べ
・ハレルヤ コーラス
・我は知る、わが救主は生きたもうことを

最初の3曲はさわりの部分がメドレーになっています。
4曲目が今回のメインの曲で博物館のCDにもまだ収録されていない曲です。
タイトルは何だか難しそうで敬遠したくなりますが、まあまあ、ほんの1、2分のことなので是非聞いてみて下さい。
オルゴールでのアレンジは、荘厳さと美しさと可憐さを併せ持っていて素敵です。
 
 
 
ファイル 420-2.gif ヘンデル George Frideric Handel(23 February 1685 ? 14 April 1759) Wikipediaより
 
 
メサイアはヘンデル作曲のオラトリオです。
オラトリオとは「宗教的な題材をもとに、独唱・合唱・管弦楽から構成される大規模な楽曲」。
今から270年前の夏、ヘンデル56歳の時に書かれました。
 
 
 
ファイル 420-3.gif チャールス・ジェネンズ Charles Jennens (1700 ? 20 November 1773) Wikipediaより
 
 
チャールス・ジェネンズという人が聖書の有名な詩句から抜粋して作詞をし、このころオペラがあまり売れなくなっていたヘンデルに、作曲を依頼しました。
ジェネンズは資産家で、様々な分野に造詣が深く、中でも聖書の研究家として知られる人だったようです。
その彼が2年もかけ熟考して作った大作「メサイア」を、ヘンデルはなんとたったの24日間で作曲してしまったそうです。
ジェネンズとしては、もう少し時間をかけて作って欲しかったようですが、その出来栄えには不満はなかったようです。

メサイアはキリストの生涯の3つの大きな出来事(降誕・受難・復活)を歌っています。
第一部「救世主生誕の預言と、降誕」、第二部「受難と贖罪そして復活」、第三部「永遠の生命」の3部構成で、演奏時間は約2時間半、約50曲の大曲です。
中でも1743年のロンドン公演の際、国王ジョージ2世が「ハレルヤ」の素晴らしさに感動し立ち上がって拍手を送ったという逸話は有名です。
現在でもハレルヤ・コーラスの時には客席も含めみんなが起立して演奏をい聞くのが常識みたいになっています。

今回のミュージックでは、第一部の1曲目と19曲目「慰めよ、わが民を慰めよ」「シオンの娘たちよ、大いに喜べ」、第二部の最後「ハレルヤ」をメドレーで、第三部の1曲目「我は知る、わが救主は生きたもうことを」一曲ご紹介しています。

「我は知る、わが救主は生きたもうことを」は特別クリスマスコンサートでも演奏します。
また特別クリスマスコンサートのロング・コンサートではこの4曲全てを演奏するプログラムもご用意しています。

演奏はいずれもドイツ、ポリフォン社のオルゴールです。
100年前のオルゴールが奏でる生演奏を是非お楽しみください。
 
 
 
ファイル 420-4.gif ポリフォン Style104U
 
 
 
特別クリスマスコンサートの詳細はこちら をクリックしてご覧下さいませ。

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