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整理番号     

 
347
品名    
長いリュートを弾く少女
分類
製作国
製作年代
automata
フランス
1885年頃
メーカー
寸法
櫛歯
ランベール
W275xH520xD185
解説


ビスク・ヘッドはジュモーの作品。前後左右に首を振りながら、リュートのネックを持った左手を上下しながら、右手でリュートを弾く仕草をする。(リュート:ギターのような中世の弦楽器。宮廷音楽のための楽器) 閉じた口とガラスの目を持ちモヘアのカツラを付けている。頭には羽の飾りを付けた帽子をかぶり、白いブラウスとスカートの上にレースをあしらったジャケットを着ている。人形下の台にはスタート・ストップレバーとキイが付いていて、メカニズムは台の中に組み込まれている。

ランベール
レオポルド ランベールは時計工の職に就くがヴィシーに師事し、その後1886年に独立。お針子をしていた妻のブルジョアが豪華で優雅な衣装を担当し、それがランベール作品の魅力のひとつとなる。LBという夫婦の頭文字の商標を用いる。彼の作品は、個別受注による複雑で大型のものと、大量生産用の小型のものの2つに分別できる。工房は各万博で度々賞を取り繁栄を続けるが、第一次世界大戦の勃発や電動オートマタの出現がゼンマイで動くオートマタ製品の中止を余儀なくされる。

人形: Jumeau(ジュモー)
父ピエールと息子エミールが築き上げたフランスを代表する人形メーカー。太く弧を描く眉、大きくてつぶらな瞳、ふくよかなほおが特徴。

 

 

長いリュートを弾く少女

 

 

   

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