サイバー・ミュージアムのトップページへ戻る


整理番号     

 
348
品名    
シャボン玉吹きの少年
分類
製作国
製作年代
automata
フランス
1890年頃
メーカー
寸法
櫛歯
ルレ・エ・ドゥカン
W155xH435xD165
解説

 

ビスク・ヘッドはシモン&ハルビックの作品。右手を下げストローを左手の皿のシャボン水につける。その後ストローを口に近づけシャボン玉を飛ばす。台にフイゴが組み込まれていて左手のパイプを通ってストローへ空気をおくっている

開いた口とガラスの目を持ちモヘアのカツラを付けている。頭には衣装とおそろいの帽子をかぶり、レースをあしらった白いブラウスと緑の衣装を着ている。人形下の台にはスタート・ストップレバーとキイが付いていて、メカニズムは台の中に組み込まれている。オルゴールはついていない。ヘッドの後ろに(1300-35 DEP SH)の刻印あり。

ルレ・エ・ドゥカン(Roullet & Decamps)
機械技術者であったジャン・ルレが1866年に開業。新しい工作技術を取り入れ、からくりの世界では立ち遅れの目立った技術面と経済面を解決し、翌年の万博で早々に銅メダルを獲得する。ルレが60歳を越した1889年、約20年間共に働いた娘婿のドゥカンをやっと認め「ルレとドゥカンの工房」となる。この年から広く宣伝を行い、その作品は海外にも輸出され、工房は繁栄を極めた。

人形:Simon&Halbig(シモン&ハルビック)
ドイツ人形メーカー。良質の細やかな肌を持つ愛らしい顔立ちのヘッドは人気を呼び、ドイツ以外にフランスの多くのメーカーに供給した。

 

 

 

シャボン玉吹きの少年

 

 

  ホーム 博物館について サイバー・ミュージアム オルゴールの解説 用語辞典 ブログ サイトマップ 問い合せ  

オルゴールの小さな博物館は2013年5月15日をもって閉館しました。

Our Museum has closed its doors on May 15, 2013.