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整理番号     

 
511
品名    
フレーテンウーァ (オルガン時計)
分類
製作国
製作年代
musical clock
ドイツ
1836年頃
メーカー
寸法
櫛歯
ピンクス ベックラー イン エーインゲン
W485xH2275xD340

解説

 

フレーテンウーア(Flotenuhr=笛時計、オルガン時計、音楽時計)とは小さなバレル・オルガンが組み込まれ、定時なると時報を告げる音楽を奏でる時計。笛時計、オルガン時計、音楽時計などとも呼ばれる。ゼンマイではなく錘で動く。錘の力でフイゴを動かし、バレルを回転させる。バレルに付いたピンがキーを押し上げて、キーに対応した笛に空気が通り演奏する。バレルを横にずらして曲を変えることが可能。9曲入り。

錘はオルガン演奏用、時計用、時報用が必要。時報を鳴らす装置は動くが、鐘など音を出す部分が紛失している。また時計の針、錘を巻き上げのためのハンドル、錘が足りない。 要メンテナンス。

フレーテンウーアこぼれ話
宮廷オルガニストを務めたモーツァルトとベートーヴェンがオルガン作品として残したのは「笛時計のための作品」各3曲。これらの作品の依頼者はダイム伯爵という貴族で、自分でも蝋人形を作る技術を持っていただけでなく、膨大なコレクションからなる蝋人形の館の主でもあった。ある蝋人形のためには、モーツァルトの「自動オルガンのための幻想曲 K594」が毎時間8分間鳴り響き、「この種の音楽としてその精巧さと純粋さは、これに勝るものはない」という評判が残されている。

 

 


 

フレーテンウーァ (オルガン付時計)

 

 

 

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