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開催中のオートマタ展。

只今、開催中の「からくり仕掛けの人形 - オートマタ展」で展示しているオートマタの詳細を教えて欲しいと、お客様よりお問い合わせがありました。

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そこで、展示品の一覧リストを公開することにしました。

ファイル 284-2.gif  展示品一覧(PDFファイル)  新しいウィンドウで開きます。

実際に動かしているもの、ガラスケースに飾っているものなど、今回の企画展で展示しているものの名前、製作国、製作年代、製作工房をご紹介しています。

ゼンマイを巻き、スイッチを入れると、まるで魂が宿ったかのように、100年の時を越えて動き出すオートマタ。
ぜひ、ぜひ、オートマタに会いにいらしてくださいませ。
企画展は11月13日土曜日までです。

韓国のオルゴール屋さん

韓国に友人がオルゴールのお店をオープンしました。オルゴール以外にも家具や高価な食器等を置いてあります。

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最寄りの地下鉄駅は7号線チョンダム(清潭・Cheongdam)駅。3番出口を出て路地を入ると看板が見えてきます。
 
 
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入り口はいつも閉まっているそうなので、勇気を持って呼び鈴を押して下さい。
 
 
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アンティークのオルゴールや、自動演奏ピアノ(ウェルテ・ミニヨン)の演奏を聴かせてくれます。
博物館ではなくお店なので、入館料はかかりません。
色々見せて、聴かせていただき、何だか申し訳なく思い、ちょっと何か買って帰ろうと思ったのですが、3138万ウォンのリュージュ象眼72弁が一番安いオルゴールだそうで、とてもちょっと買って帰る金額ではありませんでした。
いずれ韓国の人気グループなどのオルゴールを作って販売する予定だそうです。

ソウルに遊びに行った際、韓国セレブの気分を味わいたいなら、お勧めのお店です。
とにかく優雅でゴージャスな空間でした。
ご来店の前には、お電話でのご予約をお勧めします。

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店の名前はTONIN(トニン)。
近隣の地図とTONINのホームページです。 (新しいウィンドウで開きます。)韓国語のみですが、画像やデザインがとっても素敵です。

10月演奏会コースの曲目

今年の秋は突然、唐突に訪れたという感じです。芸術の秋に相応しい素敵な曲を選曲しました。

10月の演奏会コースの曲目をご案内いたします。

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演奏会コース

  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アート愛の悲しみクライスラーバックハウス,ウィルヘルム
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプ乙女の祈りバダジェフスカ
ミラ・エンプレス「ドン・ジョバンニ」より メヌエットモーツァルト
ポリフォン Style105「こうもり」より ワルツシュトラウス2世
ステラ・グランドキャサリーン我が愛する人クラウチ
シンフォニオン・エロイカ女学生ワルトトイフェル
アメリカ・シンフォニオン双頭の鷲の旗の下にワーグナー
レジーナフォン紅葉岡野貞一
ロッホマン酒・女・唄シュトラウス2世
レジーナ・オートチェンジャー随時  

10月25日のシュトラウス2世の誕生日にちなんで、今月はシュトラウスのお勧めの曲を2曲選んでいます。

生涯で500曲以上を作曲し、ウィンナ・ワルツの黄金時代を確立した「ワルツ王」と評されるシュトラウス2世(1825年-1899年)。
オルゴールの最盛期と同時代に生きたシュトラウスの作品は、アンティーク・オルゴールにも数多く収録されています。

ポリフォン Style105ではオペレッタ『こうもり』の2幕のフィナーレの舞踏会で演奏される有名なワルツを。
直径60cm以上のディスクで演奏される「こうもりのワルツ」は華やかで荘厳なお勧めの一曲です。

ファイル 281-4.gif ポリフォン105
  

ロッホマンで演奏するのは『酒・女・唄』。
このタイトルは宗教改革をおこなったマルチン・ルターの言葉「酒と、女と、歌を好かない者は一生涯の馬鹿者だ」に由来しているとか?
演奏するオルゴールには棒状のベルが付いていて、オルゴールの音色と共に奏でられるベルの爽やかな響きもお楽しみください。

ファイル 281-2.gif ロッホマン・オリジナル 1900年頃ドイツ製   
 

ファイル 281-3.gif ディスクを外したところ。櫛歯の左右に4本ずつベルがついています。



自動ピアノは、バックハウスが演奏します。
若き日には「鍵盤の獅子王」と呼ばれ、正確無比な指さばきで「まるでメトロノームが拍節を刻むようだ」と評された程、自我を出さず、曲を純粋に表現する堅実で格調の高い、精密機械のような演奏で有名です。
しかし、このクライスラーの「愛の悲しみ」では、デニス・コンドンが「バックハウスがいかに情感的になれるかを披露してくれる」と語るように、もの悲しく、素敵な演奏です。

ファイル 281-5.jpg Wilhelm Backhaus(ウィキメディアより)


その他シリンダー・オルゴール、ストリートオルガン、オートマタ(からくり人形)の実演がございます。
演奏会コースはご予約なしでお楽しみいただけます。13時または15時までにお越し下さいませ。
演奏時間 13:00~ 15:00~(所要時間約50分)

演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

フルート特別コンサートは?

今日、フルート特別コンサートが開催されました。
生憎の雨でしたが、多くのお客様が訪れてくださいました。

とても素敵なコンサートで、主催者にもかかわらず、ほんとうに楽しんでしまいました。
 
 

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まず、朝9時からピアノの調律です。普段は自動演奏するピアノですが、今日はフルートとの共演で、尚かつ、久々に人に演奏してもらうので、さらにとっても良い音にしてもらいました。



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13:30と15:30から、2回の公演がありました。

演奏は、東京フィルハーモニー交響楽団のフルート奏者-斉藤 和志さんと、ピアニストの西脇 千花さん。

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オープニングはビゼー作曲の「カルメン 第三幕への前奏曲」。
だれもが一度は聴いたことのある有名な1曲です。
バッハ作曲の「管弦楽組曲第二番より「ポロネーズ」」と「バディネリ」。
日本の歌「赤とんぼ」の美しい調べと続き・・・。

プログラムには載っていないサプライズ企画として、100年前のポリフォン社のオルゴールとフルートのコラボ演奏です。
他人のことなどお構いなしで演奏する我が儘なオルゴールに、丁寧にあわせて奏でてくださり、グノーのアヴェ・マリアはまるで奇跡の調べのように素敵でした。

それから、斉藤さんのオリジナルのショーが始まりました。
今吹いた演奏をその場で録音し再生できる装置を使って、ひとりアンサンブル。
そこでは超低音を出す コントラバスフルートなる楽器も披露してくださいました。
普通のフルートよりも2オクターヴも低い音を出せるフルートだそうで、ケースから楽器を取り出したときにはバズーカ砲でも組み立てるのか?と思う程のインパクトがありました。

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最後はプーランク作曲のフルートソナタです。
3楽章のこの曲でまた、たっぷりクラシックの曲を堪能しました。

『実はオルゴールとのコラボ用の約束のアヴェ・マリア、一生懸命アレンジを考え、いざ練習しようと思ったら、シューベルトとグノーとを間違えしまって、あわててグノーのアヴェ・マリアを練習しなおしたんです。だからシューベルトのアヴェ・マリアも演奏できるんです。』なんておっしゃりながら、アンコールには、今度はシューベルトのアヴェ・マリアを、再度オルゴールとのコラボで披露してくださいました。
 
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映画「のだめ」で演奏したバディネリのエピソード。
NHKの「名曲アルバム」での出演エピソードなどなど。
楽しいお話とともに、あっという間の1時間でした。

文京シビックホール開館10周年を記念して開催されたこのコンサートです。
出演者のおふたり、東フィルや文京区の関係者の方々、素敵なコンサートをありがとうございました。

コメント一覧

ちゅうさん (09/25 22:04) 編集・削除

オルゴールとフルートのコラボ演奏!

まさかと思いましたが、オルゴールとフルートのコラボ演奏・・やってくれましたね(@^∇^@)

期待通りの演奏で素晴らしかったです★
こんな演奏会なら、またやって下さい◇

楽しくまた、感動的でした(=∩_∩=)

素敵な機会を有難うございました。
また、楽しみにしています★

たかの Eメール URL (09/27 11:49) 編集・削除

全く得も言われぬ楽しい1時間でした。
どちらかというと器械物の方に興味がある私,足元の黒い箱があんな用途だったとは!
最後の方なると3トラック同時演奏,いやはや感激です。
近所なのでまた寄らせて戴きます。

スタッフA (09/28 14:02) 編集・削除

投稿ありがとうございます。

足元の黒い箱は最新兵器とおっしゃっていました。「チューニングのバランスがとても微妙で、ケースなどに入れるとツマミがずれちゃうから」とおっしゃって、車の助手席にポンっと積み込んで、お帰りになりました。何だか危なそうな感じで、ハラハラしました。

現代の電子機器と違って、オルゴールは機械の仕組みが見えて面白いと思います。またのご来館をお待ちしております。

博物館コースでもじっくり聴けます。

お客様から「オートマタ展では、オルゴールの演奏は聴けないのですか?」というお問い合わせを頂くことがあります。
いえいえ、そんなことはございません。
約30体のオートマタを楽しんだ後に、オルゴールや自動ピアノの演奏、オルガンの演奏体験、体感ベンチなど、「博物館コース」は盛りだくさんのコースなのです。
ファイル 280-1.gif 6F常設展示室のオルゴール


常設展示室ではポリフォン104のリクエスト曲の演奏をはじめ、シリンダーやディスク・オルゴールの演奏など、様々なオルゴールの音色をご堪能いただけます。また、アンティークのストリート・オルガンのハンドルを自分で廻して演奏したり、体感ベンチでオルゴールの振動を感じる体験もお楽しみいただけます。

カフェは自動演奏のピアノを聴きながらのティータイムです。演奏するのはウェルテ・ミニヨンで、ピアニストの演奏を再現するリプロデューサーと呼ばれるピアノです。
ファイル 280-2.gif ウェルテ・ミニヨン 1910年頃 アメリカ製


ロール紙には、どの鍵盤を叩くかの孔の他、ペダリングやタッチの強さを制御する孔まで開けられていて、それらの孔が信号となって空気の量をコントロールして演奏します。

今回演奏している曲はフランスの作曲家ドビュッシーの『2つのアラベスク第1番ホ長調』。
1888年に作曲された、ドビュッシー初期作品の中でも最も有名な曲の一つです。
ファイル 280-3.jpg クロード・アシル・ドビュッシー(Claude Achille Debussy)

流れるようなアルペジオに乗せた優雅で洗練されたメロディをお楽しみください。
演奏しているのは、ロシア生まれの演奏家「プイシュノフ レフ(Pouishnoff Leff)」です。

楽しみがたくさん詰まった博物館コース、是非ご来館くださいませ。

博物館コース(11時~ 14時~ 16時~ 予約制) 博物館コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

オートマタの顔

今週から「オートマタ展」を開催しています。

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オートマタがいっぱい並んでいます。
隣の常設展示室にはみ出したオートマタは映っていないので、これでも全てではありません。

オートマタ展では19世紀のフランスの出来事と関連付けながら、一体ずつ動かしてご紹介していますが、
オートマタ展をより楽しんでいただくために、今日はオートマタのヘッドについて、ちょっとご紹介いたします。

19世紀のオートマタには、現代でもアンティーク・ドールとして人気のビスクドールが良く用いられていました。
ジュモーやブリュ、ゴーチェなどの工房が有名で、陶器で作られたお人形です。

でも、今日ご紹介するのはビスク・ドールではないお人形たちです。

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パピエ・マーシェと呼ばれる人形です。
このブログのマスコット?のピエロもパピエ・マーシェです。
紙を何層にも張り合わせて作ったりする張り子の人形のことです。
パピエ・マーシェの人形は、美しい顔をしたビスクドールより自由度があるため、奇妙な顔、老婆など、特徴的な人形が作れました。
また、まぶたやあごに動物の皮革を利用することで、人間のように、目や口を動かすことも可能でした。

「オートマタ展」には、マスコットのギター弾きにそっくりなピエロがもうひとり登場しています。
ギター弾きとはメイクや髪型がちょっと違います。
現代のように、全く同じ人形を使わないところが、当時のオートマタの面白いところです。
彼はテーブルの上に置いた箱を上げたり下げたりするのですが、その度にテーブルに載っているものを変えてしまう手品師です。

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「ちょっと知り合いに似ているわ。」といわれそうなのが、彼女です。
実は彼女は綱渡りの達人です。
アフリカ人と中国人らしきバンドを従えて、曲芸を披露します。

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微笑みを浮かべているマダムは口や目はもちろんのこと、眉毛まで動きます。
お茶をポットからカップに注いで飲み干す!という、からくり付きです。

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オートマタは動きに目がいってしまい、なかなか人形の顔や衣装、身につけた小物まで目がいかないのですが、是非、是非、欲張っていっぱい色々な所を見てみてください。

「オートマタ展」は博物館コースでご案内します。
博物館コース(11時~ 14時~ 16時~ 予約制)

「オートマタ展」のご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

博物館コースのご予約のページへ  新しいウィンドウで開きます。

「草」に込められた想い。

来週、9月14日 火曜日14時から『からくり仕掛けの人形-オートマタ展』が始まります。
企画展開催に向けて、実演するオートマタのメンテナンスを行っています。
メンテナンスを終えたオートマタは、スタッフに元気になった姿を披露するのですが・・・。

ファイル 277-1.gif 猿のヴァイオリン弾き 1880年 フランス製

ガラスのドームの中の猿が、オルゴールの演奏と共に頭、左手、口を動かし、ヴァイオリンを弾くオートマタです。

動きもさることながら、その作りも見事です。
シルクの衣装、口を開いたときだけ見える小さな歯、ガラスドームに描かれた景色、アーチ型に飾られた草花。

しかし、今日ご紹介したいのは、猿の足元に生えている「草」なのです。(このオートマタとのお付き合いはもう何年にもなるのですが、いつもは先にご紹介した「動き」や「見事な作り」に目を奪われてしまっていて、今日初めて気がついたことです。)

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ガラスドームが外されていた為に気がつきました。なんと地面に生えた草が「鳥の羽」なのです。緑色の小さな鳥がそよそよと揺れています。それも一種類ではなく、何種類かの鳥の羽が使われています。

確かに、羽根の質感が草の柔らさを見事に表現しています。草にまで高価な鳥の羽を使うこだわりに、本当に驚いてしまったのです。
う~ん、当時のオートマタは本当に奥が深い。

『からくり仕掛けの人形-オートマタ展』は約30体のオートマタの動きを間近で見ることができます。
人形の動きだけでなく、服装、装飾、顔など、細かな箇所にも目を向けて、様々なオートマタの魅力を堪能してください。

企画展は博物館コースでご案内します。
(但し、初日の11時のコースは展示替えのため締切りです。)
博物館コース(11時~ 14時~ 16時~ 予約制)
博物館コースのご案内へ  新しいウィンドウで開きます。

9月 演奏会コースの曲目

9月演奏会コースの曲目をご紹介いたします。

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演奏曲目

  • 自動ピアノ
機種名曲目作曲者名演奏者名
スタインウェイ・デュオ・アートワルツ・カプリース変ホ長調ルビンシテインレギンスカ,エセル
  • ディスク・オルゴール
機種名曲目作曲者名
ステラ・テーブルタイプ「ディノラ」より 影の歌マイアベーア
ミラ・エンプレス麦畑 (故郷の空)スコットランド民謡
ポリフォン Style105「ゲイシャ」より ゲイシャの生涯 ミモザの歌ジョーンズ
シンフォニオンNo.192W(アメリカ)ヴェニスの謝肉祭ベネディクト
シンフォニオン・エロイカ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲マスカーニ
ミラローレライジルヒャー
レジーナフォン「ミニヨン」より 君よ知るや南の国トマ
ポリフォン Style104「マルタ」より 夏の名残りのバラ (庭の千草)ムーア
ポリフォン オートチェンジャー(随時) 

9月の曲は様々です。
『「カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲』や『「ミニヨン」より君よ知るや南の国』など、穏やかなメロディ。
『麦畑』や『「マルタ」より夏の名残りのバラ』は、日本でも明治時代から小学唱歌として長く親しまれている曲。

そして、ポリフォン Style105では日本の芸者を題材にした喜歌劇-オペレッタ「ゲイシャ」の曲を演奏します。
「ゲイシャ」は1896年にロンドンで初演され、当時とても人気のあったオペレッタです。
現代ではあまり人気のない「ゲイシャ」の曲ですが、アンティーク・オルゴールには何曲も収録されていて、当時人気があったことが伺えます。
今回演奏するのは芸者ミモザさんが歌う、軽やかな明るい旋律の一曲です。

ファイル 270-2.gif ポリフォン Style105

上記の他、シリンダー・オルゴール、ストリート・オルガンの演奏、オートマタ(からくり人形)の実演もございます。
演奏会コースはご予約なしでお楽しみいただけます。午後1時か3時までにお越し下さいませ。

演奏時間 13:00~ 15:00~(所要時間約50分)
演奏会コースのご紹介へ  新しいウィンドウで開きます。

秋の特別コンサート開催

10月16日土曜日の16時より、秋の特別コンサートを開催いたします。

オルゴールの小さな博物館では年に4回程、友の会の会員向けコンサートを行っていますが、今回初めて、会員様以外の方もご参加していただけることとなりました。会場は演奏会コースや特別クリスマスコンサートが行われる1階の音楽ホールです。

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友の会の会員向けのコンサートは、ひとつの機種でいろいろな曲を聴き比べたり、テーマに沿って曲を披露したり、様々な企画でオルゴールの魅力をご紹介しています。

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今回は「ヴェルディ作曲のオペラ」より、あらすじをご紹介しながら、ディスク・オルゴールやシリンダー・オルゴールでオペラの曲を演奏します。

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また、注目は「シリンダーこの一台」という企画です。6曲、8曲入りのシリンダー・オルゴールは、普段のご見学では1曲のみしか演奏できませんが、このコンサートでは1台を丸ごと聴きつくすという企画です。

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今回の「シリンダーこの一台」はスイス・シャレーです。見た目は土産物のようで、大丈夫?とお思いになるかもしれませんが、スイスの名門メーカーB.A.ブレモンド社の8曲入りのシリンダーが入ったオルゴールです。8曲全てをお聴きいただけます。

普段のコースではご紹介しきれない、オルゴールの新たな魅力をお見せしちゃうコンサートです。受付は先着順となります。ご予約はお電話で。

秋のコンサートの詳細へ 新しいウィンドウで開きます。

スペイン語のページ

ホームページを少しだけリニューアルしました。メニューの字が小さく見づらかったので大きくしたり、外国語のページへ飛ぶリンクボタンを作ったり。

そして、スペイン語のページを新たに作りました。スペイン語は世界で3番目に多くの国で使用されている言語だそうで、20カ国以上で使用されている言葉です。ちなみに英語は80カ国以上で世界一、フランス語が50カ国以上で世界2位だそうです。

チリに住んでいた友人が帰ってきて、その息子さんが翻訳してくれました。彼は英語、スペイン語、日本語がペラペラで、最近はフランス語も勉強中とのこと。夕飯ご馳走するという安易な条件で大変なことを引き受けてくれた上に、「久しぶりにスペイン語に取り組んで良い勉強になりました。ありがとうございました。」などと言ってくれる好青年です。

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『オルゴール』という言葉は日本語です。江戸時代の末期にオランダから渡来した自動オルガンが語源です。オランダ語ではオルガンを「ORGEL(オルヘルと発音)」といいますが、当時の日本人は自動で楽器を演奏するものを「ヲルゲル」と呼ぶようになりました。その後「ヲルゲル」「ヲルゴル」「ヲルモウル」「ヲルゴルナ」など様々な呼び方がされましたが、昭和になってから一般的に「オルゴール」と呼ばれるようになったようです。

いろんな国の「オルゴール」という言葉をご紹介します。

言語表記読み方
英語Music Box/Musical boxミュージック ボックス/ミュージカル ボックス
フランス語Boîte à musiqueボ ワッタ ミュージック
スペイン語caja de músicaカッハ デ ムージカ
ドイツ語Spieldoseシュピールドーゼ
オランダ語Speeldoosスペイルドース
イタリア語carillonカリッロン
中国語八音盒bāyīnhé
ギリシャ語μουσικό κουτίムシコン・ペクニディ
ロシア語Музыкальная шкатулкаムウジカーリナヤ シカトゥールカ?
インドネシア語Kotak musikコタック・ムジク?
フィンランド語Soittorasia???
スウェーデン語Speldosa???
エスペラント語Muzikskatolo???
ポーランド語Pozytywka???
ヘブライ語תיבת נגינה???

外国語に詳しく発音の分る方へ、読み方などご教示いただければ幸甚でございます。よろしくお願いいたします。

コメント一覧

ちゅうさん (08/25 01:24) 編集・削除

国によって随分と違うのですね!!
またまた、新しい発見です(^人^)
でも、覚えられるかな?