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イタリアの作曲家マスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」より二重唱(デュエット)です。
 
ファイル 442-2.gif 1906年頃 カヴァレリア・ルスティカーナの台本カバー (wikipediaより)
 
 
「カヴァレリア・ルスティカーナ」は1890年の初演後3年間で、イタリアの66都市、イタリア以外の62都市で上演された、人気のオペラです。
イタリアの音楽出版社が開催した一幕オペラのためのコンクールで選ばれたピエトロ マスカーニ作曲のオペラ。
当時、ピアノを借りるお金にさえ貧窮する音楽教師が、このオペラで音楽家として認められるようになりました。
 
 
ファイル 442-1.gif 1890年頃のピエトロ マスカーニ(Pietro Mascagni) (wikipediaより) 

メロディだけを聞くととても美しく、うっとりとしてしまいますが、「カヴァレリア・ルスティカーナ」は不倫のもつれから決闘、殺人に至る物語です。
それもイタリアで実際に起こった事件をもとにして作ったと言うから驚きです。

「カヴァレリア・ルスティカーナ」といえば有名なのは間奏曲なのですが、今回は二重唱(Ah! lo vedi)。
この二重唱、邦題では「ああ、見たか!お前はなんてことを言ってくれたのだ?」とか「おい、あのざまは!おまえ、なんて口のききようだ?」などとつけられています。
浮気相手の元彼女と妻の言い争いに居合わせた夫が、自分は浮気しているくせに、元彼女に対する妻の態度が悪いと腹を立て、そんな夫に妻がお願い捨てないでと歌っています。
場面からは想像もできない程の綺麗な曲。
曲からは想像できないどろどろの愛憎劇。
是非、聞いてみてください!
 
 
ファイル 442-3.gif ポリフォン105

演奏するのはポリフォン105。
1890年代にドイツでつくられた営業用のオルゴールです。
コインを入れると、約60cmの大きなディスクで1曲演奏します。
現在、演奏会コースで実際の演奏をお聴きいただけます。(2月中)

オルゴールの小さな博物館のホームページへは、ブログのタイトルの下(舌を出したピエロの画像の右横の「オルゴールの小さな博物館HPへ」をクリックして下さい。

英語で・・・

英語のサイト「artscape japan」で博物館が紹介されています。

ファイル 439-1.gif

ちょっと変わった視点で博物館を紹介してくれています。
お時間があるときに是非!

artscape japanの記事へ 新しいウィンドウで開きます。
 
 
  
 

記事についての補足です。
記事の中の最初の文章*1が書かれているのは蓄音機の看板です。

ファイル 439-3.gif

看板には「賢者のひと言(A WORD TO THE WISE)」と大きく書かれていて、その後に例の文章が続きます。
「5セントが1枚か2枚あれば陽気になれるのに、何故そんなに暗く浮かない顔でうろついているの?」
そして、使い方。
「5セントを右側のコインスロットに入れて、ハンドルをまわして曲を選んで、その後ゆっくりクランクを6回まわしてゼンマイを捲いて下さい。」とあります。
つまり、「賢い人はひと言いえばわかるでしょう。5セントでこのレコードを聴いたら陽気になれるのですよ。いつまでも落ち込んでいるなんてばかだなぁ」といった感じでしょうか?

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当時アメリカで最大のオルゴールメーカーだったレジーナ社が製造した蓄音機のジュークボックスです。
蝋管(シリンダーレコード)が6本入っていて、コインを入れると演奏します。
1915年から1921年に全部で1607台製造された記録があります。
製造番号は1040001番から、博物館のは製造番号1041180番。
様々なタイプのケースがあったようで、看板の文字もいろいろあったのだと想像できます。
記事を書いて下さったスーザンさんは「とってもアメリカらしい表現」と笑っていらっしゃいましたが、100年前のアメリカのユーモアに触れることができます。

看板ひとつにも楽しい発見があるものです。

*1:"Why travel around so glum and so blue when you can jolly up for a nickel or two?"

明日は豆まき

明日は節分です。

節分とは、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のことで、まさに季節を分ける日です。
季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられていて、豆まきをして、邪気を追い払い、一年の無病息災、厄除け、家内安全等の願うのです。

ファイル 438-1.gif 護国寺

博物館のご近所の護国寺さんでも明日、節分会が行われます。
護摩の祈願が行われ、力士や歳男、歳女による豆まき、和太鼓の演奏や歌手のミニステージなどが行われるようです。
(ちなみにキングレコードは護国寺のすぐそばにあります。)
詳しい情報は下記の通りです。

【開 催 日】 2012年2月3日(金)
【時  間】 13:00~14:00 和太鼓演奏
       14:00~14:30 キングレコード歌手ミニステージ
       14:30~15:00 歳男・歳女パレード
       15:00~15:30 大護摩法要
       15:30~    豆まき式
【参拝者数】 1000人
【著 名 人】 小金沢昇司(キングレコード)、永井裕子(キングレコード)
【会  場】 大本山 護国寺 (東京都文京区大塚5-40-1)
【お問合せ】 03-3941-0764

ご見学は11時からの博物館コースか16時からの博物館コースがおすすめです。
ご予約のお電話お待ちしております。

ご予約はこちらから。新しいウィンドウで開きます。
03-3941-0008

チャリティ販売 1月分売上のお知らせ

2012年1月のチャリティ販売についてご報告いたします。

博物館受付前にて行っている販売の売上は2,100円でした。
また、オンラインショップでの売上は20,228円(1月入金分)でしたので、チャリティ販売の合計金額は22,328円です。

売上金は本日、東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。

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2011年5月からの総計は362,363円になりました。

皆様、ご協力いただきましてどうもありがとうございました。

チャリティ販売 12分売上のお知らせ

2011年12月のチャリティ販売についてご報告いたします。

12月は博物館受付前にて行っている販売の売上11,100円でした。

売上金は本日、東日本大震災義援金として日本赤十字社宛てに振込みました。

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2011年5月からの総計は340,035円になりました。

皆様、ご協力いただきましてどうもありがとうございました。

明日から

Merry Christmas!

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お陰様で、今日で無事「特別クリスマス・コンサート」が終わりました。
連日多くのお客様にご来館いただいて、スタッフ皆、緊張の連続。
特別コンサートは名前の通りスタッフにも特別なコンサートです。
皆、頑張って練習して臨みましたが、緊張しすぎて声が小さくなったり、オルゴールを止め損なったり、うまく出来なくて悔し涙を流したり。
それでも、「また来年!」と声を掛けて下さる皆様に励まされて、クリスマス期間を過ごすことが出来ました。

明日から年末年始のお休みをいただきます。
スタッフはクリスマスの片付けと大掃除をして新年を迎えます。

明日もオルゴールをお聴きになりたい方は、16日と21日のブログでもご紹介している、東京ミッドタウンの富士フイルムスクエアに足をお運び下さいませ。

2012年は1月6日金曜日より開館いたします。
6日は企画展の展示替えと研修のため11時の博物館コースはお休みとなり、14時から開始します。

詳しい情報へ(富士フイルムのHPへ) 新しいウィンドウで開きます。

夜空の十字架

博物館の近所にカテドラルがあります。

ファイル 426-1.gif 東京カテドラル聖マリア大聖堂

日本キリスト教カトリックの総本山みたいなところです。、
かの丹下健三が設計したことで有名で、上から見ると十字架に見えるそうです。

ファイル 426-2.gif Googleマップ

さて、そのカテドラルのカリヨン塔のてっぺんに十字架がかかげられているのですが、
いつからか、その十字架がライトアップされています。

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カテドラルのHPを調べてもライトアップに関する情報はなく、
クリスマスだからなのか?
今年の大震災で被災された方々のための祈りなのか?
目的は判らないのですが、
夜空に浮かぶ十字架は幻想的です。

富士フイルム スクエアで

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12月25日日曜日まで、東京ミッドタウンの富士フイルム スクエア1Fで開催されている『アンティークオルゴール ミニ演奏会』。

お貸ししていたアメリカ・シンフォニオンのオルゴールが機嫌を損ねているようです。
あまりご機嫌斜めなために、月曜日に代わりのオルゴールをお届けしました。

お持ちしたのはポリフォン104、ドイツ、ポリフォン社のオルゴールです。
1890年代から製造が始まり、約20年ほど作り続けられた、当時のベストセラーズ機です。
博物館のコレクションの1号機。
こんな突然のことがなければ、門外不出の思い入れいっぱいのオルゴールです。
とっても優しい音がします。
お近くにお出かけの際は、是非お立ち寄り下さい。

演奏は各日11:00〜/13:30〜/15:00〜/17:00〜/18:00〜(各回約15分)
アンティーク・オルゴール ミニ演奏会
2010年12月17日(土)~12月25日(日)

詳しい情報へ(富士フイルムのHPへ) 新しいウィンドウで開きます。

東京ミッドタウンでアンティークオルゴールの音色が!

明日から、12月25日日曜日まで、東京ミッドタウンの富士フイルム スクエア1Fで『アンティークオルゴール ミニ演奏会』が開催されます。

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博物館から3台のアンティーク・オルゴールと1台のストリート・オルガンが出張し、演奏します。
入場は無料。

演奏は各日11:00〜/13:30〜/15:00〜/17:00〜/18:00〜(各回約15分)

ファイル 423-2.gif 写真は準備風景

会場は写真やカメラの歴史が楽しめる写真歴史博物館で、こちらも同時にお楽しみいただけます。

ファイル 423-3.jpg 富士フイルム写真歴史博物館

昨年はテレビで放映されて入りきれないほど盛況だったとのことです。
今年は大人気になる前に、六本木、赤坂近隣にお出掛けの際は是非、是非、お立ち寄り下さいませ。

アンティーク・オルゴール ミニ演奏会
2010年12月17日(土)~12月25日(日)

詳しい情報へ(富士フイルムのHPへ) 新しいウィンドウで開きます。

明日で通常のコースは終了です。

博物館では明後日(16日金曜日)より特別クリスマスコンサート(予約制)のプログラムとなるため、通常の博物館コースと演奏会コースは明日(15日木曜日)で終了となります。

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博物館コースでは「オルゴールのクリスマス展」を開催中。
クリスマスのオルゴールやオートマタ、当時クリスマス・プレゼントで使われたであろうミュージカル・ノベルティの数々を実演しています。
もちろん、クリスマスの曲もたくさん演奏いたします。

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演奏会コースでは「通常の料金で楽しめるクリスマス・コンサート」を開催中です。
椅子に座ってゆったりと過ごす約50分間の演奏会です。
100年もの昔に、華やかに活躍したディスク・オルゴールを中心に、クリスマスの曲をお楽しみいただいています。

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特別クリスマスコンサートの席にはまだまだ余裕がございます。
ホームページで予約状況が確認のうえ、ご予約下さいませ。

100年前の音色に包まれるクリスマスのひとときは、特別の時間が流れて行くようで、おすすめの季節です。

特別クリスマスコンサートの詳細はこちら をクリックしてご覧下さいませ。